【古文】対策ドリル②「主語不明」のワナ10題!

都立高校「あと10点」勉強法!

 「古文には主語がない? いいえ、隣(現代語)に全部書いてあります。」

今回は、都立入試古文の【ワナ②:主語不明】の特訓ドリルです。

古文では、当たり前のように主語が省略されます。

「行(ゆ)く」と書いてあっても、誰が行くのか書いていません。
ここで多くの受験生が、「えっと、文脈的に…たぶんお爺さんかな?」と危険な妄想を始めます。

ストップ! その推測は禁止です。

作成者は、中学生が主語を特定できないことを知っています。
だからこそ、隣の現代語訳(対話文)には、主語を明記しているのです。

「主語探し」は「推測ゲーム」ではありません。「視力検査」です。
隣を見るだけの10本ノック、スタートです!

※まだ解説記事を読んでいない方は、先にこちらをご覧ください。
>>国語「③古文」は出題者のワナを見抜け!現役塾長が教える、都立高校入試の最短勉強法。

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第1問:誰が山に入った?

<例題>

【古文】ある日、山へ入りけり

【現代語の対話文】生徒:「おじいさんが、仕事のために山へ入った場面ですね。」

問:誰が山へ入ったのか。

  • ア: 筆者(作者)
  • イ: 翁(おじいさん)
  • ウ: 嫗(おばあさん)

【作成者の視点(心の声)】
「古文には『山へ入りけり』としか書いてない。
でも、下の対話文を見てごらん。『おじいさんが』って、最初から答えを言っているじゃないか。
なぜ文字を見ない? 隠してないぞ、堂々と書いているんだ」

【正解】イ 

塾長
塾長

古文で主語がなくても、現代語で補われていれば、それが正解です。

第2問:泣いているのは誰?

<例題>

【古文】文(ふみ)を見て、いみじく泣く

【現代語の対話文】先生:「姫君は、届いた手紙を見て、ひどく泣いてしまったんだよ。」

問:誰が泣いているのか。

  • ア: 帝(てい)
  • イ: 法師(ほうし)
  • ウ: 姫君(ひめぎみ)

【作成者の視点(心の声)】
「誰が手紙を読んだのかな?
古文の文脈から推測する必要はない。
対話文に『姫君は』と主語がある。
これが『帝』だったら大問題だ。書いてあることを信じなさい」

【正解】ウ 

塾長
塾長

「誰が」と聞かれたら、すぐに視線を左(現代語)に移してください。


第3問:尋ねた人と答えた人

<例題>

【古文】男、「いかに」と問ひければ

【現代語の対話文】生徒:「男が『どうしたんだ』と尋ねると、…」

問:誰が尋ねたのか。

  • ア: 男
  • イ: 女
  • ウ: 筆者

【作成者の視点(心の声)】
「これはサービス問題だ。古文にも『男』とあるし、対話文にも『男が』とある。
それでも『イ(女)』を選ぶ子がたまにいる。
深読みしすぎだ。見たまま答えればいいんだよ」

【正解】ア 

塾長
塾長

「誰が」と聞かれたら、すぐに視線を左(現代語)に移してください。


第4問:高貴な人の動作

<例題>

【古文】宮(みや)、おはしけり

【現代語の対話文】先生:「中宮様(ちゅうぐうさま)が、いらっしゃった場面だね。」

問:誰がやって来たのか。

  • ア: 召使い
  • イ: 中宮(ちゅうぐう)
  • ウ: 盗賊

【作成者の視点(心の声)】
「『おはしけり』は尊敬語だから、偉い人だ…なんて文法知識を使わなくていい。
対話文に『中宮様が』と書いてある。
文法で解こうとすると時間がかかる。カンニングなら1秒だ」

【正解】イ 

塾長
塾長

敬語の知識がなくても、現代語訳に「様」がついていれば、その人が主語です。


第5問:誰にあげた?

<例題>

【古文】これを、取らせけり

【現代語の対話文】生徒:「殿様が、家来にご褒美を与えたんですね。」

問:誰が受け取ったのか。

  • ア: 殿様
  • イ: 家来
  • ウ: 子供

【作成者の視点(心の声)】
「『取らせる』=『与える』。
誰に? 対話文には『家来に』と書いてある。
古文では目的語も省略されるけど、現代語訳は省略しない。
『誰が』『誰に』。人間関係はすべて現代語訳の中に図解されているよ」

【正解】イ 

塾長
塾長

主語だけでなく「目的語(誰に)」も、現代語訳が教えてくれます。


第6問:鳥のさえずり

<例題>

【古文】木の上にて、鳴きけり

【現代語の対話文】先生:「木の上で、ホトトギスが鳴いていたんだよ。」

問:何が鳴いたのか。

  • ア: セミ
  • イ: スズメ
  • ウ: ホトトギス

【作成者の視点(心の声)】
「古文には鳥の名前が書いてないかもしれない。
でも対話文には『ホトトギス』と明記してある。
まさか『木の上だからセミかな?』なんて想像してないよね?
想像は禁止。確認だけが許可されている」

【正解】ウ 

塾長
塾長

主語は人間とは限りません。動物の場合も、現代語訳が特定してくれます。


第7問:会話の主(ぬし)

<例題>

【古文】「あな、おそろし」と言ひて、逃げにけり。

【現代語の対話文】生徒:「旅人は、『ああ、怖い』と言って逃げ出したんですね。」

問:誰が「怖い」と言ったのか。

  • ア: 旅人
  • イ: 幽霊
  • ウ: 里の人

【作成者の視点(心の声)】
「『おそろし』と言ったのは誰か。幽霊が言うわけないよね。
対話文に『旅人は』とある。
セリフの主(ぬし)を探す問題は頻出だ。必ず対話文の『~と言って』の直前を見ろ」

【正解】ア 

塾長
塾長

セリフ問題は、対話文の「~と言って」の前にある主語を探せば一発です。


第8問:姿を変えた正体

<例題>

【古文】変じて、石となりけり。

【現代語の対話文】先生:「大蛇(おろち)が姿を変えて、石になってしまったという伝説だね。」

問:何が石になったのか。

  • ア: 美しい娘
  • イ: 悪い古狸(ふるだぬき)
  • ウ: 大蛇(おろち)

【作成者の視点(心の声)】
「何が変身したのか。古文だけだと分からないかもしれない。
でも、対話文というネタバレシートには『大蛇が』と書いてある。
これを『娘』と答える子は、ネタバレを見ずに映画の結末を予想しているようなものだ」

【正解】ウ 

塾長
塾長

変身などの超常現象も、現代語訳が種明かしをしてくれています。


第9問:主語の入れ替わり

<例題>

【古文】男、歌を詠む。女、返しせり

【現代語の対話文】生徒:「男の人が歌を詠んで、それに対して女の人が返歌(お返し)をしたんですね。」

問:誰が返事の歌を詠んだのか。

  • ア: 男
  • イ: 女
  • ウ: 友人

【作成者の視点(心の声)】
「男が歌って、女が返す。
古文でも分かるけど、対話文を見れば『女の人が』とダメ押ししてある。
主語が入れ替わるタイミングも、対話文を追っていれば見失うことはない」

【正解】イ 

塾長
塾長

登場人物が複数いる時こそ、対話文のナビゲーションに従ってください。


第10問:最後はみんなで

<例題>

【古文】手を打ちて、笑ひけり

【現代語の対話文】先生:「その場にいた人々は、手を叩いて大笑いしたんだよ。」

問:誰が笑ったのか。

  • ア: 主人公一人だけ
  • イ: 敵の大将
  • ウ: その場にいた人々

【作成者の視点(心の声)】
「誰が笑った? 『人々』だ。
『人々』とは、主人公を含めた全員かもしれないし、観客かもしれない。
とにかく、対話文に書いてある単語(人々)と同じものを選べば、絶対に間違わない」

【正解】ウ 

塾長
塾長

個人の動作なのか、集団の動作なのか。それも現代語訳が教えてくれます。


まとめ:主語は「探す」ものではなく「見る」もの

いかがでしたか?
10問解いてみて、「主語は、自分で考えなくても書いてある」ことが分かったと思います。

作成者は、古文の本文では主語を消しますが、
現代語の対話文では、主語を省略しません。(そうしないと、文章として成立しないからです)

「誰が?」と聞かれたら、

  1. 考えるのをやめる。
  2. 視線を左(現代語訳)に移す。
  3. 「〇〇は」という言葉を見つける。

この3ステップだけで、主語特定問題は満点が取れます。

「うちの子、古文アレルギーで文章すら見てくれない…」
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そう思われた方は、ぜひ明光義塾八王子めじろ台教室までご相談ください。
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先生、私も自分だけのロードマップに沿って頑張りたいです!
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