【説明文】練習ドリル④「因果関係の逆転」のワナ10の例題!

都立高校「あと10点」勉強法!

 「単語は合っている。でも『どっちが原因』か間違っていませんか?」

今回は、都立入試説明文(論説文)の【ワナ④:因果関係の逆転】の特訓ドリルです。

論説文とは、論理の積み重ねです。
その論理をつなぐのが**「因果関係(~だから、~だ)」**です。

作成者は、本文の「原因」と「結果」をひっくり返した選択肢を作ります。

本 文: 雨が降った(原因)」から、「傘を買った(結果)」
選択肢: 「傘を買った(原因)」から、「雨が降った(結果)」

こんな単純な例なら笑って済ませられますが、入試の難しい文章になると、途端にこの「逆転」に気づけなくなります。
なぜなら、使われている単語は本文と全く同じだからです。

「矢印の向き(→)」をチェックする検問所を、頭の中に作る10本ノック、スタートです!

※まだ解説記事を読んでいない方は、先にこちらをご覧ください。
>>【保存版】論説文は「読む」な、「仕分け」ろ!都立高校入試・国語「大問4」を入試作成者の視点で完全攻略!

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第1問:キリンの首(進化論)

<例題>

高い木の葉を食べられる個体だけが生き残った。その結果、長い年月をかけて(原因)、キリンの首は長くなった(結果)

問:本文の内容と合うものを選べ。

  • ア: キリンの首が長くなったため、それまで届かなかった高い木の葉を食べられるようになり、生存競争に勝った。
  • イ: 生存競争に勝つために、キリンは自分の意志で首を伸ばし、長い年月をかけて今の姿になった。
  • ウ: 高い木の葉を食べるのに有利な個体が生き残るという自然淘汰が原因で、結果としてキリンの首が長くなった

【作成者の視点(心の声)】
「アは『首が長くなった(原因)→食べられた(結果)』。
ウは『生き残った(原因)→首が長くなった(結果)』。
微妙な違いだけど、本文は『進化の結果、首が長くなった』と言っている。
『ア』は順序が逆だ。首が長くなるのが先か、食べるのが先か。卵と鶏の話じゃないぞ」

【正解】ウ 

塾長
塾長

進化論では「結果としてそうなった」が正解。「~するために(目的)」は間違いのことが多いです。


第2問:価格と需要(経済)

<例題>

今年は猛暑の影響で野菜が不足した。供給量が減ったため(原因)、野菜の価格が高騰している(結果)

問:本文の内容と合うものを選べ。

  • ア: 野菜の価格が高騰したことによって、農家が出荷を控えるようになり、市場の供給量が減ってしまった。
  • イ: 猛暑による不作で供給量が減少したことが要因となり、野菜の価格が値上がりしている。
  • ウ: 野菜の価格が上がったため、消費者が買い控えを行い、結果として野菜不足が解消された。

【作成者の視点(心の声)】
「アを見てごらん。『価格が上がった(原因)→供給が減った(結果)』になっている。
逆だよね。モノがないから高いんだ。
『によって』という言葉の前と後ろを、こっそり入れ替えておいたよ。気づいたかな?」

【正解】イ 

塾長
塾長

「AによってB」なのか、「BによってA」なのか。接続詞の前後は必ず検問してください。


第3問:都市化と人口(社会)

<例題>

この地域に大規模な工場が建設されたため(原因)、職を求めて多くの人々が移り住み、人口が急増した(結果)

問:本文の内容と合うものを選べ。

  • ア: この地域はもともと人口が多かったため、労働力を確保しやすいと判断され、大規模な工場が建設された。
  • イ: 多くの人々が移り住んできたことによって、その生活を支えるために工場が必要になり、建設された。
  • ウ: 工場の建設により雇用が生まれたことがきっかけで、人々が流入し、人口増加につながった。

【作成者の視点(心の声)】
「アは『人が多い(原因)→工場ができた(結果)』。
ウは『工場ができた(原因)→人が増えた(結果)』。
『鶏が先か卵が先か』問題だが、本文には明確に順序が書いてある。
君の常識で『人が多い所に工場を作るはずだ』と推測してはいけない」

【正解】ウ 

塾長
塾長

本文のストーリーラインを追ってください。「工場が先、人が後」です。


第4問:笑顔と幸福(心理)

<例題>

楽しいから笑うのではない。笑うという動作をするから(原因)、脳が楽しいと錯覚し、**幸福感を感じる(結果)**のだ。

問:本文の内容と合うものを選べ。

  • ア: 幸福感を感じて楽しい気分になることによって、自然と顔の筋肉が緩み、笑うという動作が生まれる。
  • イ: 意図的に笑うという表情を作ることが引き金となり、脳に作用して楽しいという感情が引き起こされる。
  • ウ: 楽しいという感情が原因であり、笑うという動作はその感情の結果として表れる生理現象である。

【作成者の視点(心の声)】
「これは心理学の有名な逆説だ。
常識的には『楽しい→笑う(ア・ウ)』だよね。
でも筆者は『笑う→楽しい(イ)』だと主張している。
常識人の君は『ア』を選びたくなるだろうけど、筆者のへそ曲がりな論理に従ってくれ」

【正解】イ 

塾長
塾長

常識的な因果関係と逆のことを主張するのが論説文です。常識ではなく本文に従ってください。


第5問:日本語と沈黙(文化)

<例題>

日本人は以心伝心の文化を持っているため(原因)、あえてすべてを言葉にせず、**沈黙を重視する(結果)**傾向がある。

問:本文の内容と合うものを選べ。

  • ア: 日本人は言葉数が少なく沈黙を重視する性格であるため、結果として以心伝心という文化が生まれた。
  • イ: 日本人が沈黙を大切にするのは、言葉に頼らなくても通じ合えるという文化的背景があるからだ。
  • ウ: 日本語は語彙が少なく表現が難しいために沈黙が多くなり、それを補うために以心伝心が発達した。

【作成者の視点(心の声)】
「アは『沈黙(原因)→文化(結果)』。
イは『文化(原因)→沈黙(結果)』。
『AだからB』を『BだからA』にする。これが一番簡単なひっかけ問題の作り方さ。
『ため』という言葉の前と後ろを逆にするだけで、受験生はコロッと騙される」

【正解】イ 

塾長
塾長

「文化が先、行動が後」です。この順序を入れ替えている選択肢は×です。


第6問:スマホと漢字(教育)

<例題>

スマホの普及により文字を書く機会が減ったため(原因)、漢字を思い出せない人が増えている(結果)

問:本文の内容と合うものを選べ。

  • ア: 漢字を思い出せない人が増えたため、手書きを避けてスマホ入力に頼る人が多くなった。
  • イ: スマホを使えば漢字を自動変換してくれるので、人々は漢字を覚える必要性を感じなくなっている。
  • ウ: 手書きの習慣が失われたことが要因となり、漢字の記憶定着率が低下し、書けない人が増加した。

【作成者の視点(心の声)】
「アは『忘れた(原因)→スマホを使った(結果)』。
ウは『スマホを使った(原因)→忘れた(結果)』。
アも一理あるけどね。でも本文は『書かないから忘れる』という因果関係だ。
『イ』はただの感想文だから論外だよ」

【正解】ウ 

塾長
塾長

「AしたからBになった」のか、「BになったからAした」のか。時間の流れを確認しましょう。


第7問:ストレスと病気(健康)

<例題>

精神的なストレスが蓄積することによって(原因)、免疫力が低下し、風邪などの病気にかかりやすくなる(結果)

問:本文の内容と合うものを選べ。

  • ア: 病気にかかって体が弱ると、それが精神的な負担となり、ストレスが蓄積する原因となる。
  • イ: 免疫力が低下して病気になる前に、ストレスを解消しておくことが健康維持には重要だ。
  • ウ: 風邪をひきやすい体質の人は、免疫力が低いため、些細なことでもストレスを感じやすくなる。

【作成者の視点(心の声)】
「アとウは『病気(原因)→ストレス(結果)』になっているね。
『病は気から』が本文の主張。『気は病から』になっている選択肢は、配線ミスだよ。
イだけが、本文の因果関係(ストレス→病気)を正しく前提にしている」

【正解】イ 

塾長
塾長

「A→B」の話をしているのに、「B→A」の話をしている選択肢は、もっともらしくても不正解です。


第8問:温暖化とCO2(環境)

<例題>

大気中の二酸化炭素濃度が上昇したため(原因)、温室効果が高まり、地球の平均気温が上がっている(結果)

問:本文の内容と合うものを選べ。

  • ア: 地球の平均気温が上がったことによって、海水温が上昇し、海から二酸化炭素が放出されて濃度が高まった。
  • イ: 二酸化炭素が増えたことが原因で熱が宇宙に逃げにくくなり、その結果として地球温暖化が進行している。
  • ウ: 温暖化を防ぐためには、気温を下げる技術を開発し、それによって二酸化炭素の発生を抑えるべきだ。

【作成者の視点(心の声)】
「アは『気温上昇(原因)→CO2増加(結果)』。科学的にはあり得る話(フィードバック効果)だが、本文には書いてない。
本文はシンプルに『CO2(原因)→気温(結果)』だ。
余計な科学知識を入れると、アを選んで自滅するよ」

【正解】イ 

塾長
塾長

本文の矢印は一方通行です。勝手に逆方向の矢印や、サイクルの矢印を想像しないでください。


第9問:成功と自信(自己啓発)

<例題>

自信があるから成功するのではない。小さな成功体験を積み重ねることで(原因)、自分を信じられるようになり、**自信が生まれる(結果)**のだ。

問:本文の内容と合うものを選べ。

  • ア: まず根拠のない自信を持つことによって、行動力が生まれ、それが成功という結果を引き寄せる。
  • イ: 成功するためには自信が必要不可欠であり、自信がない人は何をやっても成功することはできない。
  • ウ: 行動して成果を出すという経験が土台となり、その結果として、後から自信という感情が形成される。

【作成者の視点(心の声)】
「アは『自信(原因)→成功(結果)』。自己啓発本によくある話だね。
でも筆者は逆だ。『成功(原因)→自信(結果)』だと言っている。
『まず自信を持て!』というアの主張は、筆者の考えと真逆の『因果逆転』だ」

【正解】ウ 

塾長
塾長

筆者の主張の「順序」を守ってください。自信が先か、成功が先か。ここを読み違えるとアウトです。


第10問:読書と語彙力(学習)

<例題>

彼は豊富な語彙力を持っているため(原因)、難しい本でもすらすらと読みこなすことができる(結果)

問:本文の内容と合うものを選べ。

  • ア: 彼は難しい本をたくさん読んでいるので、結果として豊富な語彙力が身についた。
  • イ: 語彙力が乏しい人は読書が苦手になるため、まずは簡単な本から読み始めるべきだ。
  • ウ: 多くの言葉を知っているという知識のストックがあるからこそ、難解な文章も理解して読むことが可能になる。

【作成者の視点(心の声)】
「アは『読書(原因)→語彙(結果)』。これは『学習方法』としては正しい。
でも本文は『能力(原因)→パフォーマンス(結果)』の話をしている。
『本を読めば語彙が増える』というのは常識だが、本文の因果関係とは逆なんだよ」

【正解】ウ 

塾長
塾長

「常識的な因果関係(読書→語彙)」と「本文の因果関係(語彙→読解)」が逆の時が、最も危険なワナです。


まとめ:矢印の向き(→)を書けば、騙されない

いかがでしたか?

10問解いてみて、**「AとBの順序」**を入れ替えるだけで、もっともらしい不正解が作れることが分かったと思います。

作成者は、
「~ため」「~によって」「~から」
という接続詞の前と後ろを、パズルのように入れ替えます。

これを見破る方法はただ一つ。
本文の余白に、矢印(→)を書くことです。

本 文: A → B
選択肢: B → A

メモを見比べれば、一発で「あ、逆だ!」と分かります。頭の中だけで考えず、手を動かしてください。

「うちの子、論理的に考えるのが苦手かも…」
「『どっちが原因?』と聞くと答えられない…」

そう思われた方は、ぜひ明光義塾八王子めじろ台教室までご相談ください。

塾長
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「矢印」を使った因果関係の整理術を、お子様の隣で丁寧に指導します。

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最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事は参考になりましたか?

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塾長
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逆転合格へのロードマップは、もう描けています。
次は、君の番だ。一緒に第一志望を掴み取ろう!

生徒
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先生、私も自分だけのロードマップに沿って頑張りたいです!
よろしくお願いします!

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