「ヒント(注釈)を見ないなんて、目隠ししてテストを受けるようなものです。」
「入試攻略シリーズ」完結編。
最後の敵は、【ワナ③:注釈(ちゅうしゃく)スルー】です。
問題用紙の隅っこにある、あの小さな文字。「※」マーク。
多くのお子様が、「読むのが面倒くさい」といって無視します。
しかし、作成者から言わせてもらえば、それは自殺行為です。
注釈とは、「この単語の意味は、中学の教科書には載っていないから、特別に教えてあげるよ」という、作成者からのプレゼント(答え)だからです。
「自分の勘」と「注釈(答え)」。どちらを信じるべきか。
言うまでもありません。
注釈を絶対視する10本ノック、ラストスタートです!
1人で頑張っている中3受験生のみなさん!まだまだ遅くありませんよ!

今まで一人で勉強してきた中3受験生のみなさん! 他塾でまったく結果が出ないと悩んでいる中3受験生のみなさん! 最後は明光義塾八王子めじろ台教室で直前対策をしませんか?
こんにちは。 明光義塾八王子めじろ台教室・塾長の星野です。
明光義塾八王子めじろ台教室で、どんな受験勉強ができるのか、この記事を読めばよく分かります。みなさんからのお問合せをスタッフ一同心よりお待ちしています。
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『最後の仕上げ』は明光義塾八王子めじろ台教室で!
一緒に頑張ろう!

一緒にがんばろう!
第1問:サボる?治る?
<例題>
【古文】病(やまい)、おこたりて…【注釈】※おこたる:病気がよくなる。
問:傍線部「おこたり」の意味として適切なものを選べ。
- ア: 病気の治療をサボって、寝てばかりいた。
- イ: 病気のために体がだるく、動くのが億劫だった。
- ウ: 病気が回復して、良くなってきた。
【作成者の視点(心の声)】
「現代語の『怠る(サボる)』で解くと『ア』になる。
でも注釈を見てごらん。『病気がよくなる』と書いてある。
これを見ずに『サボったのかな?』と悩む時間は、人生で一番無駄な時間だよ」
【正解】ウ

現代語と真逆の意味になる単語には、必ず注釈がつきます。注釈が正義です。
第2問:影と光
<例題>
【古文】月のかげ、いと明らかなり。【注釈】※かげ:光。
問:傍線部「かげ」の意味として適切なものを選べ。
- ア: 月の光がとても明るく輝いている。
- イ: 月の影になっていて、辺りが真っ暗だ。
- ウ: 月の裏側が見えて、不気味な様子だ。
【作成者の視点(心の声)】
「『かげ』と言えば『影(暗い)』だと思うよね。
でも古文では『光』の意味もある。
どっちか迷う? だから注釈に『光』って書いただろう?
なぜプレゼントを受け取らないんだい?」
【正解】ア

「影」と「光」。正反対の意味さえ、注釈一つで決まります。
第3問:遊ぶ?
<例題>
【古文】琴(こと)をあそびけり。【注釈】※あそぶ:音楽(管弦)を演奏する。
問:傍線部「あそび」の意味として適切なものを選べ。
- ア: 琴をおもちゃにして、ふざけて遊んだ。
- イ: 琴を演奏して、音楽を楽しんだ。
- ウ: 琴を持って、野山へ遊びに出かけた。
【作成者の視点(心の声)】
「高価な楽器をおもちゃにするわけがない。
注釈に『演奏する』と書いてある。
これを『ア』と答える子は、注釈を見ていない証拠だ。文字を読むのをサボるな」
【正解】イ

古文の世界では「遊び=音楽」です。現代の遊び感覚を持ち込まないでください。
第4問:ニオイ?
<例題>
【古文】花のにほひ、こよなし。【注釈】※にほひ:色が美しく映えること。
問:傍線部「にほひ」の意味として適切なものを選べ。
- ア: 花の香りが強烈で、鼻が曲がりそうだ。
- イ: 花の色が鮮やかで、とても美しい。
- ウ: 花が腐って、異臭を放っている。
【作成者の視点(心の声)】
「現代語の『匂い(嗅覚)』じゃない。古文では『視覚(色)』なんだ。
『そんなの知らないよ!』と言う前に、下を見ろ。
『色が美しく』と書いてある。
知らない知識を問うているんじゃない。書いてある文字が見えるかを聞いているんだ」
【正解】イ

「匂い」なのに「色」。このひっかけを回避する唯一の手段が注釈です。
第5問:愛がない?
<例題>
【古文】その人、あいなし。【注釈】※あいなし:つまらない。気に食わない。
問:傍線部「あいなし」の意味として適切なものを選べ。
- ア: 愛想がなく、冷たい態度だ。
- イ: 愛情がなく、薄情な人だ。
- ウ: 一緒にいてもつまらなく、気に入らない。
【作成者の視点(心の声)】
「『愛(あい)が無い』と読んで『ア』や『イ』を選ぶ。
よくある間違いだ。
注釈には『つまらない』と書いてある。
『愛』なんて文字はどこにもない。君の頭の中にあるだけだ」
【正解】ウ

見た目の漢字(当て字)に騙されないでください。意味は注釈が全てです。
第6問:具?
<例題>
【古文】友をぐして行けり。【注釈】※ぐす:連れていく。伴う。
問:傍線部「ぐして」の意味として適切なものを選べ。
- ア: 友人を道具のように扱って利用した。
- イ: 友人を連れて、一緒に出かけた。
- ウ: おにぎりの具にして食べてしまった。
【作成者の視点(心の声)】
「『ウ』を選ぶ子はいないと信じたいが、『ア(道具)』は選びがちだ。
『具(ぐ)』という音に引っ張られるな。
注釈は『連れていく』。これ以外の解釈は認めない」
【正解】イ
第7問:守る?
<例題>
【古文】猫、雀(すずめ)をまもりけり。【注釈】※まもる:じっと見つめる。
問:傍線部「まもり」の意味として適切なものを選べ。
- ア: 猫が、弱い雀を敵から守ってあげた。
- イ: 猫が、雀を獲物としてじっと見つめていた。
- ウ: 猫が、大切なお守りを雀にあげた。
【作成者の視点(心の声)】
「猫が雀を守る(ガードする)? どんなメルヘンだ。
注釈を見ろ。『見つめる』だ。
つまり、これから食べようとしている怖いシーンかもしれないんだぞ。
勝手にいい話にするな」
【正解】イ

「守る」と書いて「見つめる」と読む。これが古文のルールであり、注釈の命令です。
第8問:なのめ?
<例題>
【古文】その騒ぎ、なのめならず。【注釈】※なのめなり:並一通りだ。普通だ。
問:傍線部「なのめならず」の意味として適切なものを選べ。
- ア: 斜めになっていて、不安定な騒ぎだ。
- イ: 生ぬるく、大したことのない騒ぎだ。
- ウ: 並一通りではなく、大変な大騒ぎだ。
【作成者の視点(心の声)】
「『なのめ』の意味を知らなくてもいい。注釈に『普通だ』とある。
そして本文には『ず(打ち消し)』がついている。
『普通』+『じゃない』=『普通じゃない(大騒ぎ)』。
ただの足し算だ。国語ですらない」
【正解】ウ

注釈(普通)+打ち消し(ず)=強調。このパターンは頻出です。
第9問:ときめく?
<例題>
【古文】ときめく女房ありけり。【注釈】※ときめく:寵愛(ちょうあい)を受けて栄える。
問:傍線部「ときめく」の意味として適切なものを選べ。
- ア: 恋をして、胸がドキドキしている女性。
- イ: 権力者に気に入られ、勢いがあって栄えている女性。
- ウ: 何か悪い予感がして、動悸が激しい女性。
【作成者の視点(心の声)】
「少女漫画の『胸がときめく』じゃない。
注釈には『栄える』という、もっと現実的な(政治的な)意味が書いてある。
『ドキドキ』を選んだ子、残念ながらここは平安時代の宮廷だ」
【正解】イ

現代語のロマンチックな意味と、古文のシビアな意味。注釈がその橋渡しをしてくれます。
第10問:明日?
<例題>
【古文】あした、文(ふみ)をやる。【注釈】※あした:朝。翌朝。
問:いつ手紙を送ったのか。
- ア: 今日の夕方。
- イ: 次の日(明日)の昼。
- ウ: 翌日の朝。
【作成者の視点(心の声)】
「『あした』=『tomorrow(明日)』だと思ったら大間違いだ。
注釈に『朝』と書いてあるだろう?
『tomorrow morning』かもしれないし、単なる『morning』かもしれない。
とにかく、注釈にある『朝』という要素が入っていない選択肢はバツだ」
【正解】ウ

「明日」という漢字に騙されず、注釈の「朝」という時間を優先してください。
まとめ:注釈は「絶対命令」である
いかがでしたか?
10問解いてみて、「注釈を見ないと、真逆の意味になってしまう言葉がいかに多いか」が分かったと思います。
作成者は、
「守る」「怠る」「匂い」「明日」
といった、現代語と同じ形をしているけれど意味が違う単語をわざと出します。
そして、必ずそこに「注釈(正解)」を添えます。
- 注釈を読む子 = 辞書を持ってテストを受ける賢い子。
- 注釈を読まない子 = 勘に頼って自爆する子。
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入試当日、古文の問題を見たら、まず本文の横や下にある「注釈」を全部読んで、本文に意味を書き込んでください。
それだけで、偏差値は5上がります。
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1人で頑張っている中3受験生のみなさん!まだまだ遅くありませんよ!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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