「英検3級って何割で合格?」英検CSEスコアについての疑問はこれで全て解決!

英検・漢検

最近、

「2016年度から英検に導入された『英検CSEスコア』って何なの?」

「英検3級って何割正解すれば合格できるの?」

という質問を多くいただきます。

このブログでは最大手個別指導塾の現役教室長が、東京都の受験情報について分かりやすく解説しています。

そこで今回はこれらの疑問について、まるごと解説させてもらおうと思うのですが、

今回は結論からいいます。

「当日、何割正解で合格できるの?」という皆さんの疑問。じつはそれ、正確には分からないんです。

「えー!何でー!」って思いますよね。

それでは、その理由を含めて、これから詳しく解説させてもらいます。

それではスタート!

英検が過去に抱えていた課題と、国際標準規格『CEFR』の誕生

現在、英検は年間受験者数420万人。

1968年の第1回検定からの累計では1億人を超える人々が受験しています。

そして、それは日本だけでなく、多くの国々で独自の英語検定が行われています。

しかしそれら1つ1つには、まったく統一された基準がありませんでした。

特に

日本の『実用英語技能検定(英検)』では、

2015年まで『合格』か『不合格』という結果しか知らされず、

自分の英語力がどの程度なのかを、細かく知ることはできませんでした。

そんな中、

2001年に欧州評議会が『CEFR』を発表。

これは、語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際基準規格で、

欧州を中心に多くの国々で幅広く導入されました。

こちらがその基準です。

A1からC2までで、

具体的にどういった英語力のレベルなのかということを示してくれています。

2016年『英検CSEスコア』の導入

そして2016年

日本でも、この『CEFR』に対応した『英検CSEスコア』を導入。

4技能の英検CSEスコアの合計『4技能総合スコア』と

級ごとの『CEFR』算出範囲に基づいた『4技能総合CEFR』が表示されるようになりました。

上の表がとても分かりやすいので、こちらを使って説明します。

一番左の『CEFR』基準をベースに、英検の級ごとの範囲を示し、

さらに『英検CSEスコア』を設定することで、より具体的に自分の英語力を知ることができるようになりました。

そしてそれは、表の右側にあるように

イギリスの『IELTS』

アメリカ合衆国の『TOEFL』 

などとも比較できるようになったわけです。

すごーい!

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新たな問題点とは?

すごーい?

ちょ! ちょっと待って下さい。

そもそも今回の疑問点をもういちど確認しましょう。

「2016年度から英検に導入された『英検CSEスコア』って何なの?」

「英検3級って何割正解で合格できるの?」

これでしたよね。

確かに『英検CSEスコア』がすばらしいことは分かりました。

しかし、

実は『英検CSEスコア』の算出方法については、まだよく分かりません。

各級の合格基準スコア

それでは、1つ1つ確認していきましょう。

こちらが、級別の合格スコア一覧です。

英検3級の1次試験に合格するには、1103以上のスコアを出せばいいようです。

リーディング・リスニング・ライティング、それぞれが550点満点なので、合計1650点。

1650点満点中1103点とれば合格です。

非常に正確で、分かりやすいですね。

『英検CSEスコア』の算出方法

しかし、問題はここからです。

それでは、1問の配点は何スコアなんでしょうか?

例えば英検3級のリーディング問題の場合

 大問1:短文の語句空所補充 15問

 大問2:会話文の文空所補充  5問

 大問3:長文の内容一致選択 10問

合計30題です。

1103点の合格点を目指せと言われても、それぞれの配点が分からなければ計算ができません。

そして、この各問題の配点が、じつは分からないんです。

その理由を

『公益財団法人 日本英語検定協会』のホームページで確認しましょう。

ここには、こう記載されています。

スコアは各回の全答案採点後、統計的手法(Item Response Theory※)を用いてスコアを算出しているため、受験者の皆さまがご自身の正答数でスコアを算出することはできません

※Item Response Theoryとはテストにおける受験者の応答パターンを用いて、形式や難易度が異なるテストの結果を比較するための理論です。

『公益財団法人 日本英語検定協会』HPより

はい。そうなんです。

当日の問題の難易度や平均点をもとにスコアを算出しているので、

1問何点という配点は、私たちには知ることができないんです。

うそー!

でもよく考えると、

これって、模擬試験の偏差値と同じなんですね。

「次回の模擬試験で偏差値60を取るには、何点とればいいの?」

という質問と同じです。

偏差値はその問題の難易度により平均点が変化するので、何点とれば偏差値60とは言えません。

それと同じなんですね。

『英検3級』って何問正解で合格できるの?①

それではこれから先、生徒たちは

英検3級に合格するために、どの程度の正解率を目指してとればいいのでしょうか?

その手掛かりが、同じく

『公益財団法人 日本英語検定協会』のHPに記載されています。

3.合格するためには、技能のバランスが重要になります

上記の理由により、正答数の目安を提示することはできませんが、2016年度第1回一次試験では、1級、準1級は各技能での正答率が7割程度、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています。

『公益財団法人 日本英語検定協会』HPより

じつは合格点に関する記載はこれだけなんです。

しかも、2016年の第1回試験からその内容は一切更新されていません。

他の多くのブログなどで、

合格点は6割から7割程度と書かれている根拠はここから来ています。

『英検3級』って何問正解で合格できるの?②

また、先ほどの『英検CSEスコア』で再度考えてみると

英検3級合格スコアは、1650点中1103点です。

つまり、1103 ÷ 1650 = 66.8%

ただし!です。

この1103 ÷ 1650 = 66.8% という計算。

『英検CSEスコア』って実際より高くでているようなんです。

例えばうちの塾生の結果を例に確認しましょう。

英検3級に合格したうちの塾生の場合、

1次試験のリーディング問題で、30題中21題正解でした。

この場合、単純に計算すると 21÷30=0.7 つまり70%の正解率です。

これに対して

『英検CSEスコア』は417点

同様に計算すると 417 ÷ 550 = 75.8

つまり『英検CSEスコア』では、75%の正解率ということになります。

つまり、

1103 ÷ 1650 = 66.8% というこの計算、

じつは、実際はここまでの正解率は必要ないということが予想できます。

そして、

この予想はうちの塾生で考えても当てはまるなという実感です。

60%だと、あと数点足りず不合格。

65%だと、問題なく合格。

70%以上だと、十分に余裕を持って合格。

これが、私の実感値ですね。

『英検3級』に合格するには65%の正解率が必要!

ずばり言います。

「英検3級に合格するために65%の正解を目指そう!」

これが個別指導塾の現役教室長である私が、ふだんうちの塾生たちに言っている点数です。

しかも、これは少しだけ余裕を持った数字です。

さらにうちの塾生たちの場合、

『ライティング(英作文)』で高得点を取ることができるので、

実際は、リーディング・リスニングの点数は、もっと低くても合格できています。

どうでしたか?

正確な数字は出せませんが、65%という目標を参考に、一生懸命勉強して下さい!

がんばれ!受験生!!

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