1月9日(火)、東京都中学校長会進路対策委員会から
『令和6年度 都立高校全日制等志望予定(第1志望)調査』
の結果について発表されました。
こちらは、東京都の全公立中学が受験生たちから志望校を調査し、
それをとりまとめたものになります。
これは、東京都教育委員会のホームページからも確認できますが、
『Vもぎ』『Wもぎ』さんが作成しなおした資料の方が見やすいので、
ぜひそちらをご覧ください。
最後にURLを添付しておきます。
そして、
今回はこの志望校調査結果について
その見方について解説させてもらいます。
まず初めに、こちらの調査結果。
実際の最終倍率では、けっこう結果が変わります。
「なんだよ!適当かよ!」と思ってはいけません。
なぜ実際の倍率と違うのかというと、
多くの生徒たちがこの調査結果を参考にて
志望校を決定したり、変更したりするんです。
この集計結果を見て、
倍率が高ければ、他の高校に志望校変更する生徒が増える。
倍率が低ければ、他の高校から変更してくる生徒が増える。
そうなれば当然、最終結果は違ってくるということ。
そこを理解してこの資料を見る必要があります。
それでは、昨年の集計結果を見てみましょう。
こちらが昨年、令和5年度の調査結果でした。
それでは、昨年の実質倍率はどうだったか?
それがこちらです。
どうでしょう。
調査結果と最終の実質倍率って、まったく違いますよね。
細かく見ていきましょう。
八王子東高校:
調査結果では定員割れでしたが、当然このまま終わるわけはありません。
最終的には、1.20まで上がりました。
昭和高校:
調査結果では2.07倍でしたが、さすがに最終は1.79まで下がりました。
富士森高校:
調査結果では1.59倍で、例年と比較して大きく倍率が伸びました。
最終は1.45まで下がりましたが、もっと下がると思っていましたので、
当時はほとんど下がらなかったという印象でした。
片倉高校
調査結果では1.47倍で、例年と比較して倍率が高かったので下がると思いましたが、
実際は、さらに倍率が上がりました。
こちらは、1.47倍で他の高校に変更した生徒もいたと思いますが、
それ以上に、富士森高校から志望校変更して来た生徒がいたのかもしれません。
日野高校
調査結果では1.08倍、最終結果は1.33倍。
こちらも富士森高校や、他の高校から流れてきたと予想されます。
このように、今回の調査結果を見て、
実際どうなるか予想をしなければなりません。
それでは、今年の令和6年度調査結果はどうであったか?
こちらをご覧ください。
こちらが今年の結果です。
さらに、過去2年の結果と比較してみましょう。
どうでしょうか?
やはり今年も変化がありますね。
八王子東:昨年と同様やや倍率が低いか?
日野台:ほぼ例年通り。
昭和:例年と比較すると低い。
南平:今年はやや高い。
翔陽:今年は低いが、この結果を見てどれだけ流れて来るか?
富士森:1学級減だが、さらに倍率が下がっている。
日野:1学級減の影響もあり、倍率が上がっている。
片倉:昨年の影響もあり、今年は下がっている。
八王子北:ほぼ例年通り。
どうでしょうか?
ここで私が今年度の最終実質倍率を予想をするより、
やはり多くの成績情報を持った
『Vもぎ』『Wもぎ』の倍率予想を確認した方が良いですよね。
どちらの資料も、
●合格にはどれだけの内申・偏差値が必要か示してくれています。
●過去の倍率を載せてくれています。
●今年度の合格の基準が上がるか、下がるかを予想してくれています。
どうぞご確認下さい。
また、今回の資料以外にも参考になる資料が掲載されていますので
そちらもご案内します。
どうぞ、参考にして下さい。
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