令和6年『都立高校の推薦倍率』から何を読むか!

東京の受験情報

1月22日(火)、今年度の都立高校推薦入試の倍率が発表された。

今回も、『東京都教育委員会』『VもぎHP』『WもぎHP』を検索すれば、

各高校ごとの細かい数字を確認することができます。

そして『WもぎHP』では、今回の推薦倍率について、

「応募倍率は2.48倍で過去最低倍率だった前年度(2.47倍)と比べ

 0.01ポイントのアップですが、

 過去10年内では2番目に低い応募倍率です。」と、説明している。

それでは、さっそく今年度と過去5年分の倍率を比較してみましょう。

確かに令和3年の2.78倍から、

少しずつ倍率が下がっていますね。

それでは、

高校別の推薦倍率はどうでしょうか?

どうでしょうか?

当然ですが、高校別に見ると高校ごとにまったく違う推移となっていますね。

令和5年は、5.0倍近い片倉高校と、

富士森高校の倍率が非常に高かったですね。

そして令和6年は、

4.0倍を超えた日野高校の倍率が目立ちますね。

それにしても、やはりこの倍率を見ていると、

都立高校一般入試の倍率と比較して、推薦の倍率は高いな!

と思ってしまいます。

こちらが、

令和5年(昨年)の推薦と一般の倍率の差を比較したものです。

どうでしょうか。

一般受験の倍率と比較すると、

いかに推薦入試の倍率が高いか よく分かります。

倍率が高いということは、

不合格になる生徒が多くなるということです。

この先に大切な一般受験を受ける受験生たちが、

 なぜこの時期に不合格を経験し、

 ショックを受けなければならないのか!

毎年、

都立高校の推薦受験で不合格になった生徒を見ると

そう思ってしまいます。

こんなことがあるので、推薦受験を受ける生徒たちには、

「都立高校の推薦は倍率が高いから、

 合格できなくても落ち込まないで!

 合格できたらラッキー!ダメでもともと!と思うんだぞ。」

と、毎年言い続けています。

実際、

推薦入試の合格発表(2月2日)から、

一般入試(2月21日)まではたった3週間。

落ち込んでいる時間などまったくありません。

もちろん毎年生徒たちは不合格になった後もしっかり勉強を続け、

がんばってくれるのですが、

そんな生徒たちを見るたびに、

「何なんだ!この制度は!」と強く思ってしまいます。

ということで、

都立高校の推薦を受ける生徒たちにお願いしたいのは、

●推薦で合格できるよう、面接・作文対策を全力で行う。

●一般受験に向けた勉強時間を絶対に減らさない。

●推薦入試が終わったあとは推薦での合格を一切期待せず、一般受験に気持ちを切り替える。

●一番の理想は、推薦を受けたことすら忘れる。(無理すが・・・)

この4つ。

都立高校の推薦を受ける受験生のお父さん・お母さんには、

このあたり、お子さまに説明してもらいたいと思います。

さて、話は大きく変わりますが、

うちの生徒たちも、

都立高校の一般受験まで残り1か月を切り、

毎日頑張って勉強してくれています。

やるべきことは各自わかっているので、

あとは息切れせずにやり切るだけ!

がんばれ!受験生!!

明光義塾八王子めじろ台教室 042-629-9459 (担当:星野)

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