『都立高校の合否選考方法』を徹底解説!

東京の受験情報

11月18日(土)

1か月ほど前からインスタを始め

毎日、東京の高校受験情報についてQ&Aで解説しています。

「東京の高校受験制度がまったく分からない!」

という、初めて東京の高校受験をむかえる保護者の悩みを

少しでも解決できればと思い試行錯誤しています。

今はどちらかと言うと、

中2・中1の保護者のみなさんに、

「中3になる前に、少しずつ東京の高校受験情報を知ってもらいたい。」

と思い情報発信しています。

一方、

こちらの教室ブログでは、

日々の教室の出来事や生徒たちの頑張りをお伝えし、

塾選びの参考にしていただければと思っています。

このように、

2つのSNSの内容を使い分けてきたのですが、

今回の、『都立高校の合否選考方法を徹底解説!』

というテーマについては、

インスタの10枚のシートだけでは伝えきらないので

今回、

このブログを利用して説明させてもらいたいと思います。

それでは、さっそく説明に入ります。

スタート!!

都立高校一般入試では、

内申』・『入試』・『スピーキングテスト』

の3つの得点を合計し

1020点満点の『総合得点』で合否を決定します。

各高校は、受験した生徒のうち、

『総合得点』の高い生徒から順番に合格者を決定します。

次に

1020点の内訳ですが、

ほとんどの都立高校で

入試得点と内申を、

7対3の比率で換算します。

入試当日点が700点満点、内申点が300点満点です。

それでは、どうやって計算するのか?

まずは入試の得点から。

入試は5教科(英数国理社)各100点、合計500点満点です。

それを700点満点に換算します。

例えばある生徒が、入試で

5教科70点平均、合計350点をとれたとします。

その点数を500点満点から700点満点に換算します。

その計算方法は、

÷500 して、×700 します。

これだけです。

この生徒のテスト結果は350点なので

350 ÷ 500 × 700 = 490

よって、この生徒の入試得点は

490点ということになります。

・・・

・・・

大丈夫ですか?

理解できましたか?

続けますよ。

次に、

この生徒の内申点です。

英語 数学3 国語3 理科3 社会3 体育 音楽3 美術3 技家3

だったとします。

ほとんどの都立高校の場合、換算内申を適用していますので、

実技科目を2倍してから合計します。

5科16 + 4科13×2倍 = 42

これが、この生徒の換算内申になります。

・・・

大丈夫ですか?

・・・

疲れてませんか?

・・・

続けますよ。

換算内申の満点は

5科25 + 4科20×2倍 =65 

65です。 

これを300点満点に換算するので、

÷65 し、 ×300 します。

これだけです。

先ほど、換算内申42だった生徒の場合、

42 ÷ 65 × 300 = 193.846・・・ 

小数点第一位を四捨五入するので 194 です。

つまり、

入試点490 + 内申194 = 合計684 

これに、

20点満点のスピーキングテストの点数を加えたものが

この生徒の「総合得点」です。

・・・

・・・

はい。

分かりました。

もうおしまいにしましょう。

お疲れ様でした。

以上で、「総合得点」の説明は終わりです。

そして、各高校は受験した生徒のうち、

「総合得点」の高い生徒から順番に合格者を決定する。

以上が都立高校の合否選考方法です。

もう、

2学期期末テストは終了しました。

そして来週の前半には、

仮内申が伝えられます。

しかし、残りの720点分はまだまだこれからです。

これから、都立高校入試に向けて頑張りましょう!

ガンバレ!受験生!!

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